この愛は、異端。 感想・考察(ネタバレ有り) 第1話
漫画『この愛は、異端。』感想・考察(ネタバレ有り) ~第1話~
※既読者向けの内容になりますので、未読の方は是非作品を先にご覧ください。
第1話、私もそうですがネットのバナー広告で目にした方も多いのかもしれません。
私が異端に出会ったのは12月の上旬ですが、第3巻が11/29発売だったためその前後からネット漫画サイト各社で販促キャンペーンがあったと思われます。
普段は邪険にしていたバナー広告ですが、おかげで現時点での人生ドはまり作品のトップ5に入る異端と出会わせてくれたことに心から感謝します…!
そんな記念すべき第1話の1ページ、私は電子書籍で読んだのでモノクロでしたが雑誌掲載時はカラーだったんですね。作者の森山先生がツイッターで公開してくださっているのが有難いです。
『この愛は、異端。』単行本1巻の漫画が始まる1P目はモノクロ漫画ですが、実は雑誌の掲載時にはカラーでした。
— 森山絵凪 (@moriyama_ena) November 27, 2018
単行本収録時にモノクロに直したのですが、せっかくなのでその1P目のカラーの工程を載せていきます。 pic.twitter.com/SBjbeu2cs7
読み返しているうちに気が付いたけど、よしのに出会う前のベリアルは丁寧語じゃなく、高位の悪魔らしい威圧感のある口調ですよね。これが本来の彼の口調、この言葉遣いの差に注意して読み進めていくとより彼の心情に近づける気がします。
そして20年後の現在、指差しポーズの対比がいいですね。漫画の技法とか全く詳しくないんですが、こういうカットが映画のワンシーンの様で素敵です。(映画の技法も詳しくないですが…)
そしてこの「……56P!」。序盤からシリアスな展開が続いてきた中にそっと仕込まれた、一話目初の記念すべきコミカルなシーンですね。私は無料漫画でこの一連のシーンを見て購入を決意しました(笑)
よしのの涙に「…!」と反応するベリアル。初見で読み進めた時にはまさかこんなシーンが伏線だったとは思いもよりませんでした…。あと一晩中泣いて次の日の夕方まで24時間近く泣き続けたよしのと、その相手をし続けたバアルもすごいw そりゃ鼻水も垂れますわ…。
恐怖の余り失禁と嘔吐したよしのをおんぶして帰るバアル。初見の時は「悪魔だから汚いとかって感覚が無いのかな?」位に思ったけど、いやはやこういう行動の一つ一つがもう愛ですよね…。
あとベリアルを略してバアル、果たして略称になっているのか謎ですが(笑)ほかにバアルという名前の悪魔がいるならば、後々魔界でややこしい事になりそうな気もしますね。
それとバアルが法律に詳しいという話、wikipediaでのベリアルの項にも書かれていました。私の悪魔や天使に対する知識はよしのといい勝負なので、異端を読みながらあれこれ検索しています。
(よしのの負の遺産相続は相続放棄すれば問題なかった?これもまた、私の法律知識が無いので良く分かりません…。まあバアルが全部片づけてくれて良かったですw
甘えるよしのをだっこしてポンポンのシーン。後々第15話でこの伏線を回収したらもう…何度読み返してもここで胸がギュッと締め付けられます。
そして反抗期のよしのに教育的指導をするバアル。第9話でもそうですが、怒られてるよしのがバアルの手を握っているのが印象的です。悪魔の姿で怒られ怖くて泣いても、それでもバアルを保護者として絶対的に信頼してるよしのの心の奥底がうかがえます。
よしのの高校入学式で勝負スーツ姿のバアル。やはりここはスリーピース!この時はよしのも(多分)喜んでたよ!バアル良かったね!
※バアルのスーツネタについては <この愛は、異端。【Renta!限定おまけ付き】 3に掲載されている1P漫画をご覧ください。ちなみに私は各社電子書籍の限定漫画が読みたくて、楽天Kobo・Renta!・コミックシーモアの3社分を購入しました…。(楽天は限定おまけ無しと知らずに一番最初に購入した分です)
部屋では本を読むシーンが多いバアルですが、近代的なスマホもきちんと使いこなしてますね。毎日のように「遅くなるならメールをしなさい」のログがあるのが微笑ましいです。
そして4月25日の時点で愛撫ありの対価ということは、よしのの誕生日は4月24日以前なのかな?
以上、第1話で特に気になったポイントを挙げましたが、今後また新たに追加するかも知れません。というか本当は全ページ全コマにコメントしたい位です(笑)